当店がスマホNGな理由

 

やっぱりスマホや雑誌、タブレット等は店内ではご遠慮いただくことにしました。

理由はいたって
シンプル。

★そこに見えない壁ができて、なんとなく嫌だから★

です。



早く食べないと伸びるとか、次のお客様に迷惑がかかるとか、色々と頭に浮かびますが、そんな理由は後付けで何とでも言えますが、もうね、ずっと下向いて他に対してアンテナをしまってるのが嫌だから。

 

 

だいたいの人が【不安な状況から来るストレスを軽減するため】に見えない壁を作ると思います。

 

逆に、店側もお客様のこと知りませんので常に不安はあります。

 

 

そこをちょっと我慢してみて下さい。

うちは怖くないから(笑)

 

 

 

 

 

 

私は、自分の店とか他の店とか家庭での食卓とか関係なく、

 

 

【その空間に存在する人も物も全てが食事のそのタイミングたけでもお互いにリスペクトすべき】

 

 

だと考えています。

 

 

 

 

作る側も食べる側も、赤の他人である他の人も全てが、

 

その空間で主張する必要はないけれども、

 

孤立することは違和感でしかありません。

 

 

 

 

作る側は、来店してくださったお客様に感謝し、おいしく食べて頂けるように毎日全力を尽くします。

 

 

 

 

例えば、

 

仕事から帰って疲れはてた母親は、座る間もなく愛する子供の為にごはんを作ります。

 

好き嫌いも考慮し、健康のことも考慮し、部屋の中は暑くないだろうか?寒くないだろうか?考えると思います。

 

 

 

それに対して
食べる側は、

 

それが当たり前だと思ってしまうんでしょうか?

 

 

 

そこにたとえ対価としての金銭のやり取りがあったとしても、思いやりがなくなって良いわけではありません。

 

 

 

 

もしあなたが、

 

 

『自分の時間だし、誰にも迷惑かけてないからいいでしょ?』

 

 

って思ったのであるなら、

 

 

その考えの人ばかりではないことを強くお伝えします。

 

 

 

 

 


特に自分でお店を構えて頑張っておられる個人のお店のオーナーさんは、

 

私と同じ気持ちの人が多いのではないか?と思います。(こんな時代だから表には出さないかもしれませんが)


 



 

 

食事中のスマホや本等の一番嫌な所は、先にも述べましたが、

 

 

 

他を寄せ付けない壁が出来てしまうところです。

 

 

 

 

 

 

その壁は、

 

 

本人や他の人がせっかく持っている【思いやりや優しさ】などの流れをシャットアウトしてしまいます。

 



 

 

 

 

食卓は、癒しのコミュニケーションの場であると考えています。






 

 

 

 

実はこれ、

 

私が難聴になり、

 

 

通常のボリュームでのコミュニケーションが難しくなったお陰で強く考えるようになりました。

 

 

 

 

 

 

それまでは、家族と、または友達数人と食事をするときに、テレビを見ながら、みんなでしゃべりながら食事をするのは楽しい時間でした。

ですが難聴になってからは、苦痛になったのです。

 

 

 

テレビは聞こえないので共有できませんし、

 

会話はというと、これも私が聞き取れなくても他の人たちは聞こえているので会話が進んでいくのです。

 

 

 

 

 

 

というわけで、いつも孤独になったのです。

 

 

 

 

 

 

見た目では私の淋しさは伝わりません。

 

 

 

そんな時、私が何をするかと言ったら、スマホを触るのです。

 

 

 

 

 

 

 

自分が好きな情報を好きな形で見れて、寂しくないのです。

 

 

 

 

どうせ会話も出来ないのだからしゃべりかけられないように、目が合わないように、すぐにスマホなんです。

 

 

 

 

 

 

 

すると、ずっと孤独だったのに、全く寂しくないのです。

 

 

 

 

しゃべりかけられることもほとんどなくなり、会話が成り立たないというストレスもなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

もう一人じゃない‼️

みたいな感じ(笑)

 

 

どこにいてもスマホ‼️

 


食事中も、トイレの中でも、布団の中でも。

 

全然寂しくない‼️

 

 

 

めちゃ楽でいいな☺️

 

 

と思っていましたが、これがいかんかった。

 

 

 

 

 

 

自分は誰にも迷惑かけてない。自分の時間を自分で使ってるだけやん。

 

と思っていましたが、違いました。

 

 

 

 

 

 

気付かないうちに、時間をかけて自己チューになっていました。

 

 

しかもこれは自覚がないからたちが悪い。

 

 

 

 

 

 

 

しかもそれは、伝染します。

 

 

自分以外の誰かがいる空間での時間の使い方が分からなくなり、すぐにスマホを触ってしまうのです。

 

 

全く悪気なく。相手も同じです。

 

 

 

私の場合は妻である人が職場でもパートナーなので、四六時中一緒にいるわけてす。

 

 

 

 

 

仲良しなんですが、何かずれてる感じがずっとしてました。

 

 

 

 

 

そしてある日彼女から

 

『ずーーーーーっとスマホ触ってるじゃん!』

 

って言われましたが、それが理不尽にきこえました。

 

 

 

 

 

 

『だったら俺が聞こえるようにしゃべってくれよ‼️俺はずっと一人だから、誰も大きな声でしゃべってくれないから、だからスマホ触ってるだけじゃん‼️』

 

 

 

ってね。

 

 

まさに口コミ(笑)

【そんな独自のルール、貼り紙しとけ‼️】

みたいな(笑)

 

 

 

単なる売り言葉に買い言葉で、私に思いやりの気持ちがあれば、この言葉は出てきていないはずでした。

 

 

 

そこで彼女と話し合い、考えました。

 

 

 

そして決めたのが

 

『やり取りするときはスマホから必ず目を離して、相手の方を見よう』

 

ってこと。

 

 

 

 

彼女もこちらを見ずにやり取りをする癖があり、ホントに聞こえているのか?という確認をしていなかったので私が一人ぼっちになっていることに気付いていませんでした。

 

 

 

それと同じくらいの時期に出会った言葉があります。

 

 

 

 

それは【うめらいす】。コミュニケーションの技術なのですが、凄く参考になりました。

 

 

 

【う】うなづきなから
【め】目を見て
【ら】ラストまで
【い】一生懸命に
【す】スマイルで

 

 

これは本当に助かりました。

 

 

 

うめらいすを意識しながら、お互いに、自分以外がいるときには食事中じゃなくても【とりあえず触っていたスマホ】をやめました。

 

 

 

それを続けてどのくらい経ったのかな?

 

 

 

 

夫婦喧嘩がほぼなくなりました。

 

 

元々お互いに喧嘩したい訳じゃないのにもめる。

 

 

お互いに『何でそうなる?』って気持ちのままもめるんです。

 

 

 

だけど、スマホを当たり構わず触ることを止めたことがこんなにも大きく自分の心を変えるとは思いませんでした。


 

 

 

 

 

 

 

現代では、多くの人が淋しさや不安から逃れるためにスマホを触っていると思います。

 

淋しいはずなのに、コミュニケーションは苦手。というか不安なんです。

 

その不穏な空気から逃げる為にスマホを求めます。

 

 

 

スマホはあなたを否定することもなければ厳しく叱ってくることもないので安心です。

 

 

 

 

 

ですが、

 

 

 

 

優しく微笑んでくれることもありません。

優しく抱きしめてくれることもありません。絶対に。

 

 

 

 

 

 

 

スマホの先にあるのは、果てしない孤独のみです。

 

 

 

うら本店として、一番嬉しいのは、

 

ラーメンを食べてお金を払ってくれることではなく、

 

食事とその空間を楽しんでくれることです。

 

 

 

 

 

そして例外なく、

 

それが出来ている人は、

 

人の幸せを増やす優しいオーラが出ています✨

 

 

 

 

 

 

 

スマホは生活の中心ではなく、幸せを増やすためのツールとして、あくまでもコミュニケーションの補助的な役割として活用することを望みます。

 

 

 

 

 

写真とるのもスマホでOK‼️

 


その時も黙って撮るより一言あった方が間違いなく私は嬉しい。

 

 

 

スマホ決済も、凄く助かる。

 

 

 

 

 

だけど、

スマホはあくまでも補助的に。

 

 

 

 

 

一番は、今いるその空間を味わうことだと思います。

 

 

 

 

 

 

最初にちょっと我慢するだけ。

 

 

すぐに慣れます。スマホがなくても大丈夫ってことに。

 

 

 

 

 

それだけで、絶対に人生が変わります‼️

 

 

 

ようら本店店主 KABA